日本はアメリカなどに比べて新しいベンチャーが台頭しにくい国と言われています。その理由には良くも悪くも古い形態を重んじる国民性にあり、変化をあまり好まないからです。それでも民間の企業では世界に誇れるIT企業などの躍進によってベンチャー企業という言葉も板につくようになってきました。
しかしながら、国の仕組みや完了、政治家のシステムには未だ明治時代の方法がそのまま用いられていることも少なくありません。経営企画の仕事に転職を考える人は、まずこのような時代の流れとその矛盾に自分が気づいているかどうか、この種の情報にアンテナが張られているかを自己分析する必要があるでしょう。経営企画は会社の舵取りの役目を担います。
そこでくだされた判断によっては、会社という母船を海底に沈めてしまう可能性もあるのです。そのような冒険は避けたいことから、大手の企業では経営企画とは名ばかりで、毎年同じような行事をそつなく遂行することを仕事としているところも多いです。そのような会社で満足をしている人は転職を考えることはないでしょう。
おそらく、経営企画の仕事において転職を考えている人は、自分の溢れ出るアイデアの活用の場をもっと広げたいと考えているのではないでしょうか。給料や安定を求めないのであれば、ベンチャー企業が狙い目です。大きな方向性の定まっていない会社の舵取りというのはリスクも多いですが、やり甲斐といい意味のスリルを感じることができます。
働くことが好きな人、仕事に生き甲斐を感じて人生を充実したものにしたいと考えている人は、新しい企業に挑戦してみることをおすすめします。しかし、ベンチャーでの経営企画の舵取りは、古い風習というのが残っていないので、無駄な賛同者はついてきません。
よって実力がそのまま形となって表れてしまいます。常に新しい情報を取り入れ、勉強を怠らないという覚悟が必要といえるでしょう。転職を考える際は自分のモチベーションがどれほどのものか、分析する必要があります。