転職の経理の求人において、必要な資格欄に簿記3級程度とあれば、日常業務としての仕訳を起票したり伝票を入力したりという事務作業である場合が多いです。
その場合には企業が求める年齢も比較的若いケースが多く、早くから採用して自社で育てていこうという人材育成を考えている企業が多いです。一方で、経理の要として働いてもらう人を採用する求人においては、比較的給与が安い事務系の求人の中でも給与が高めに設定されていて、それだけいい人材を確保したいという表れでもあります。
そのため業務内容も、決算や監査対応といった財務会計であったり、場合によっては税務申告や税理士対応といった税務会計に及ぶものもあります。
そう考えると転職する場合に、自己アピールをおこなう上で、決算業務に携わったことがあるとか、税務申告の別表を作成したという経験があることが、企業にとっては魅力に感じることになります。またそれら経験も1度だけではなく、数年、何回か経験することも重要になります。
またそれを証明するように簿記1級や2級といったより高い級数を持っていたり、税理士の試験のうち何科目か合格していることでもアピールにつながります。経理の要として働くことを期待しない企業であっても、より高度なスキルを持った人材が入社してくれることほど心強いものはないです。
しかも業務に対する知識のみならず、その人のキャラクターが周囲を巻き込んで仕事をするタイプであればより魅力的です。なぜなら経理は決算の時期には他の部署を巻き込んで、他の部署の協力を得て行うために、コミュニケーションが取れない経理はあまり活躍できる場がないのです。
日頃からコミュニケーションをとり、いざというときにひと肌脱いでくれるような人間関係が作れる人であることが求められるために、それを意識して転職活動を行い特に面接でそのようなことを心掛けることでよい印象を与え転職できる可能性が高くなります。