電話対応スキルをいかにアピールできるか
コールセンターのオペレーターに転職するコツとしては、やはり電話対応のスキルがあるということをアピールすることです。
電話対応は、対面対応と違い、相手の顔が見えない為、言葉使いや、声での対応力が全てとなります。
電話対応の基礎としては、尊敬語、謙譲語の使い分けがしっかりできることがポイントです。
敬語と謙譲語は、使い慣れていないと混同しやすいので、日頃から、敬語と謙譲語をしっかり学んでおく必要があります。
よく間違う例としては、先方が言ったことに対して、「申される」という言い方をするパターンがありますが、「申す」自体は、謙譲語の為、正しい敬語は「おっしゃる」です。このように、日本語の敬語と謙譲語は、使い分けるのが難しい為、あらかじめその違いをしっかり勉強しておく必要があります。
併せて、電話対応では、独特の言葉の使い回しがあります。例えば、数字の1と7ですが、「いち」と「しち」と発音してしまうと、電話口では聞き間違うことがある為、1は「いち」、7は「なな」と発音します。その他にも、数字の4のことを「し」と発音してしまうと、相手に「死」を連想させてしまうということで敢えて「よん」と発音するようにしたりします。
オペレータにはタイピング力も必要
それ以外で転職時にアピールすべきポイントとしては、タイピングの速さです。
電話対応時は、基本的に、その内容をつぶさにメモを取る必要があります。しかし、最近、殆どのコールセンターでは、紙とペンではメモを取りません。
相手の話を直接顧客管理システムの通話履歴に入力していったり、また、通話しながら、パソコンで処理を行うというのが殆どです。そうなると、必要とされるスキルは、タイピングの速さです。
できれば、ブラインドタッチできるくらいのスキルは必要でしょう。
パソコンの検定にも色々種類がありますが、コンピューターサービス技能評価試験ワープロ部門などの資格を取得しておくと、
「この人はある程度、タイピングが早い人なんだな」と面接官に認識してもらえるでしょう。